８月５日、NHK合唱コンクールがハーモニーホールで行われました。
不織布マスクを着用したままのステージ発表と審査、無観客。1000名を超える人数収容ができるホールには、発表者と審査員だけ。感染防止の徹底をした、前代未聞のコンクールでした。
福井県で、小学校の部でこの大会に参加したのは、麻生津小学校だけ。たった１校でした。そして、本校が小学校の部の金賞をいただくことになりました。
本校の子供達が、今ハーモニーホールで歌うことの意味は何だろうと考えながら、ステージ裏から歌声を聞いていました。
春からの４ヶ月の間、県の緊急事態宣言、特別警報など、様々な感染の波がありました。コンクール結果をねらうのでなく、「子供達の歌いたい思いをあきらめない」という気持ちで、感染状況により、練習の方法や集まりを変更しながら、感染防止を徹底してきました。ごく限られた時間の練習でした。
本校は、歌うことが大好きな子供達の願いと、「音楽のまち 麻生津」の伝統と、校区内のハーモニーホールという環境、そして保護者のご理解とご協力があればこその参加です。本当にありがとうございました。
ステージ裏に戻ってきた子供達は非常に素敵な笑顔でした。初めて参加の３年生は「楽しかった」とつぶやいていました。
コンクール参加やギリギリの活動で学んだことは、「あきらめないことの大切さ」と「大好きなものがあることの強さ」なのかもしれません。様々に変わっていく状況をしなやかに乗り越え、子供達の人生の基盤として、価値ある経験になったのではないかと感じました。
合唱団の皆さん、おめでとう。無事歌えたことに感謝していきましょう。そして、声を合わせ、力を合わせることの尊さを大事にしていきましょう。
９月６日の夕方、ＮＨＫ番組内で放送されるとのこと。課題曲か自由曲かどちらか一つだけなので、子供達皆が映ることがないかもしれませんが、もしよろしければご視聴ください。
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