12月になりました。
コロナの落ち着きのおかげで、消毒や人同士の距離に神経質にならずに、子供達の活動の充実を最優先にできます。本当によかったです。
師走の学校生活を少しご紹介したいと思います。懐かしい方もいらっしゃるかもしれません。
公立学校の校舎の古さ・新しさは、市町や地域によりずいぶん異なります。
本校は、保護者の方が「なつかしい」「そのままだわ」と言われる校舎を大事に使っています。昭和50年代に増築が進んだそのままです。安全に配慮して、教育委員会との連携で、修繕に気を張っています。
11月終わり、教室の前に暖房器具が入りました。
週2回配達される灯油を、教員が教室まで持って行って、補充するようになっています。
昔のように煙突ストーブではなく、ブルーヒーターと呼ばれる石油をガス化して燃やすタイプです。
全館が集中管理された暖房設備のある学校や地域から比べると、まだレトロな感じがすると思いますが、すぐに着火する便利さやあたたかさ、作業が少ないことは、ありがたいと思います。
ちなみに、ストーブまわりに水の入ったアルミバケツが置いてあるのは、ベテラン教員の学校生活の知恵・習慣。消火の意味、乾燥防止も少しはあるかもしれませんが、掃除時間に水拭きする水が少しでも冷たくないようにという親心も入っています。
そんな文化を知っている教員がいるのも、これからの時代、急激に変わっていくのかもしれません。
このタイプのストーブと違いますが、小会議室にある小さな石油ストーブにやかんが置いてあるのを見て、1年生がびっくりしていました。
ストーブも初めて見るし、やかんがそこにあるのも疑問だし、もしかしたらやかん自体がない家庭も出てきているかもしれません。
ストーブは天板を触るとやけどするということも、伝えていく必要がありそうです。
タブレットにオンライン、SDGsや、感染対策。
時代の流れのはやさとは別に、
壊れるまで予算がつくのが難しいものは、緩やかに文化が変化することになるのです。
|