大勢の大人やサッカー大好き児童が盛り上がる中、
いつもはサッカーに興味をもっていなかった子供達も反応し、玄関に置いてある「ワールドカップ特集」の新聞に、群がっています。
本校の玄関には、高さの違う新聞台が二つ。数年前に施設技師さんが作ってくれたものです。
少しだけ低めの新聞台は、低学年も高学年も見やすい高さで、台が斜めに傾き、見やすくなっています。
新聞がすべりおちないように、ストッパーになる板もついています。
学校が子供達のために年間購読している子ども用の新聞11月17日号。さすが「ワールドカップ特集」です。
もちろんサッカーのこともたくさん書いてありますが、おもしろいのはいつもはサッカーに興味を持たなかった子供達の反応。
勝ち負け以外の情報に目を向けています。
新聞には、ユニフォームの「青」の由来、日本を取り巻く海がコンセプトになっていることや、
今回は折り紙で折った鶴のデザインがあしらわれたこと、折り重なる折り紙のように、経験を重ねて強くなるという願いが込められていることが書いてあります。
他にも、なるほど1930年にはじめて日本代表チームが編成されたのか・・という情報もあります。
「サッカーはあまり知らない」という子どもが、選手の顔写真と具体的な情報に反応しています。
「この選手、197㎝だって」それはすごい。驚きです。どれくらい高いかなと柱を触ってみる子どもの姿があります。
一つの刺激から広がる興味は一人一人違うのですが、同じ空間で一つのものを見ながらあれやこれやと盛り上がるのもいいものです。
テレビや動画とは違うよさがあり、この玄関広場文化も大切にしたいと思います。
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