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2/16 小さな親切
16 2 月,2024作成者: 上文殊 アドミン
 「小さな親切」、聞いたことのある方も多いと思います。
 「小さな親切運動福井県本部」から、今年度の作文・標語の
入選作品集が届きました。今回で作文が49回目、標語が41
回目になるそうです。そう言えば、自分が子どもの頃にも、学
校で書いたような記憶があります。
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 作品集を読んでみると、どれも素晴らしい内容でしたが、特に
心を惹かれた作文について、簡単に紹介します。

 「髪の毛でつなぐ思いやり」という中学1年生の女の子の作文
です。この子が5歳の頃に母親が乳がんとなり、右胸の摘出手術
や抗がん剤治療の影響による抜け毛の現実を目の当たりにします。

 当時は「嫌だ、寂しい、他のママと違う」などの感情が強かっ
たのですが、小学2年生の時に「ヘアドネーション」のことを知
ります。この子のお母さんもスキンヘッドにしていたこともあり、
「自分でも力になれる」と意を決して美容室に行きます。

 美容師さんから「この髪の毛でちゃんとウィッグを作ってもら
いますね。ありがとうございました。」と声をかけられ、清々し
い気持ちなったそうです。今は2回目のヘアドネーションに向け
て、髪を伸ばしているとのこと。

 作文の最後は、「思いやりは、実際に相手に会わなくてもでき
る。これからも、思いやりの心を忘れずに生活したい。」と書か
れていました。
 見返りを求めない思いやりが世の中に溢れたら、戦争なども起
きないでしょうね。

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